■6月15日、HARD OFFでのショックなできごと
今日、何となく近くのHARD OFFに行ったらば、去年の冬に買った我がVAIO君と同じ型番のPCが売っていました。...ショックでした。
HARD OFFと言えば、ちょっと前まで、PC-9800シリーズとかIntel486か何かの、「これじゃ安くても買う気しないよなー」なんて超古のPC売ってるとこだと思っていたのに、私のカワイイVAIO君(と同じもの)があるなんて。何より、VAIO君を不用品扱いして売った人間がいるなんて、信じたくない。
私だって、PCは半年もすれば新型が出て、価格そのままでグッと性能アップする短命な商品なんだって知ってます。我がVAIO君は去年の夏モデルなんだから、もう2つは型落ちになる頃でしょう。でも例えて言うなら、中学の頃はできが良いと思っていた自慢の息子が、高校入ったら実は並だったと分かってしまった親のような、何ともせつない気分。
HARD OFFなんて行かなきゃよかった...
■6月6日、文系人間電脳事始(5) プリンタ・バッファの思い出
今でも売ってるか定かではないのですが、15年くらい前の職場にはプリンタ・バッファというのがゴロゴロしていました。まだパソコン間のLANが未整備で、今のようなネットワーク・プリンタなんていうのは想像の埒外でしたから、プリンタは基本的にパソコンに直につながっていました。でもさすがにパソコン1台にプリンタ1台ではもったいないので、2〜3台のパソコンで、プリンタ・バッファを介して、1台のプリンタを共有する程度のことはしていたんです。
そのプリンタ・バッファの中に、どういうセンスだか、「デブ」という商品名のものがありました。ごていねいに、太った女の子のイラストまでついていたように記憶しています。そんなものがあると、職場の何気ない会話の中に、「デブに今送ったからさー」とか、「デブが調子悪くてね...」なんてのが紛れ込むワケで、どっちかというとカテゴリー・デブに分類される私としては、一瞬自分に向けられた言葉のような気がして、「ギクッ」とか「グサッ」とか来てしまうのでした。
当時主流だったドット・マトリクス・プリンタのやっかましい音をBGMにして思い出される、ちょっと苦い思い出です。
■6月2日、ちょっと職安まで(2) 求職公開
最近は職安もIT化が進んでおりまして、求職者が求人票を端末で検索できるのはもちろんのこと、求職公開の手続きをしておくと採用側も求職者の情報を検索できるようです。
私の場合何しろ希望勤務時間がハチャメチャなので、「この条件で採用しようなんて会社があるはずないよな〜、あったら笑っちゃう」などと、冗談半分で求職公開を申請してみました。
でもね、あったんです。それが証拠に職安から求人票が郵送されてきました。
世の中捨てるカミあれば拾うカミあり。有効求人倍率が0.4でも、条件が多少(いえ、かなり)悪くても、諦めることはないのです。
■5月30日、引越しの挨拶状
スクリプトのサンプルに広告が入るのがうっとおしかったので、広告が入らないサーバーに引っ越しました。ディスク・スペースも格段に大きくなったので、安心して中身を増やせます。
でもこのごろ、その中身の更新がおろそかになっているから、大容量ディスク・スペースが泣くかもしれません。
■5月3日、ちょっと職安まで(1) 有効求人倍率は0.4
先日、職安の「雇用保険説明会」に行ってきました。3月末でキリ良く退職した人がこぞってやって来る時期とあって、集まった人数は100人を越していたようです。
その職安が管轄する2つの市は、共に東京郊外のベッドタウン。この地域の有効求人倍率は0.4とかで、要は10人の求職者に対して、4人分の求人しかないってことですね。「駅まで出るのに30分とか40分かかる方が多いので、市内で仕事を探す方が多いでんですが、範囲を広げて探さないと就職は難しいのが現状です」の説明に、会場にはため息とも驚きともつかないどよめきが起こりました。
とは言っても都内全域に範囲を広げても有効求人倍率は0.5だとか。うーん、五十歩百歩。
今更ながら不景気を実感した日でした。
■5月1日、少子化スパイラル(4) 個人は経済的に合理的な選択をする
子供を作らない理由はズバリ「経済的に不合理だから」です。中学の社会科で習いましたよね、個人は経済的に合理的な選択をするって。それが招く少子・高齢化がデフレ・スパイラルの遠因だとしても、個人は個人の損得で動きます。合成の誤謬なんて知ったことじゃありません。今や子供の価値は「かわいい」って事だけ。老後の面倒を見てもらうなんて期待できる時代じゃないし、家庭を持って一人前なんて価値観も崩壊してます。だから、同じ額を支出してより満足のいくものがあればそっちにお金を回します。
職場の30才独身男性に愚痴ったことがあります。「子供がいるとお金かかるし、ホントやってられないよ。」
そしたら「でもそれは自分でそうしたんでしょ?自業自得じゃん」だって。彼にとって結婚して子供を持つことは馬鹿げたことのようです。
別の30才DINKS中の男性は、マンションを探しながら、「共働きでないととてもローンなんか組めませんよー、子供なんか絶対ムリですねー」とぼやいていた。子供よりマンションをとるようです。
どうしても子供を増やしたいなら、子供を持たないと経済的にソンな社会にしないとムリ。例えば所得税率を今の倍にして、子供1人生まれる毎に税率50%下げの三段逆スライド方式、にするとかね。まずムリでしょうけど。
まあ仮に100年後日本人が消滅したとしても世界から見ればどうでも良いことでしょう。農業・漁業関係者はお得意様がいなくなる〜、と慌てるかもしれませんがノープロブレム。もうすぐ中国が日本以上の上得意になるらしいですよ。
■4月29日、少子化スパイラル(3) 24時間(×365日/年)たたかーえまッすッかッ!?
「女性が子供を産みたがらないのは機会損失(=出産によってキャリアを中断or停止することによってもらえなくなった生涯所得)が大きいからで、子育てと仕事を両立できる環境を作れば出生率は上がる。」という説が流行りのようですが、前半は合ってるけど、後半は間違いです。女性の過半数は仕事と育児を両立したいなんて思ってません。
私の知る未婚、または既婚でも子供がいない女性達の中に「子供できても仕事を続けたいな、でも保育園入りにくいし」なんてのは少数派。過半数は「会社なんかすぐにでも辞めたいけど、結婚して専業主婦になったら欲しいもの買えないし自由な時間もなくなる」とか、結婚そのものを話題にもしないタイプ。このタイプが兼業主婦なんてちょっと考えられません。
だから、保育園がコンビニ並にいっぱいできて24時間預かってくれても、待機児対策にはなるでしょうが、合計特殊出産率が急上昇なんてあり得ません。「仕事と育児の両立」って書けば8文字ですが、実際やるのはメチャメチャ大変で、並以上の体力と根性が不可欠なんです。(目が回りそうな朝の支度+仕事or週末は掃除・買出し+座るヒマなく夕方の家事+夜中の子供の咳・発熱・おねしょ・成長痛≒24時間)×365日の生活をしようって人がどんだけの割合でいるでしょうかねぇ?
(※この場合の仕事とは午前のみのパートとかの小遣い稼ぎではないものとします)
■4月22日、少子化スパイラル(2) できちゃったら...
少子化問題って、報道や政府の対策のボケッぷりが面白いので、日頃からウォッチしてるんですが、この頃ひと段落した感があってちょっと寂しい。そこでひとりごとです。
未婚化・晩婚化がもちろん大きな原因でしょうけど、既婚の家庭でも子供の数はせいぜい2人止まりです。「養育費用がかかるから」というのが主な理由なのは確かですけど、そもそも「3人目なんてできないから」って言うのもあるような気がします。
夫婦関係が破綻してなくて既に子供がいる世帯なら、ウッカリでも何でも、できちゃったら生みますよ。経済的に苦しくなるのは分かってても。でも別に家族計画なんかしなくても、自然と子供は2人止まりになっちゃうんです。
最近の子供は宵っ張り。日中外で遊びまくって夜8時にはバタンキューなんてのは昔の話。放っておけば、10時でも11時でも起きてます。むしろ疲れてる親の方が先に爆睡してて、夫婦の時間なんてない。既に子供が2人いる家庭では、第1子が3〜4才くらいになってるはずで、このパターンが結構多いんじゃないかな?
でも仮に既婚男女に「3人目を作らないのは何故ですか?」とアンケートしたら、「夫婦の時間がないから」なんて言えないし、無難に養育費用の問題を挙げるでしょう。そっちの方が大きな問題なのは事実だし。
■4月16日、エデュケーション・パックの怪
職安に行くばかりでは芸がないし、時間もあるし、ここはひとつスキルアップしよう。
てなわけで、前々から憧れだったDreamweaver(プロ向けwebページ作成ソフト)とFlash(ダイナミックなwebページを生成するソフト)を習得しようと思い立ちました。家電は苦手ですが、PCのアプリはマニュアルなしでも何となーく使えてしまうので、ソフト買っていじってればなんとかなるさ、という軽いノリです。
ところが、DreamweaverとFlashの値段を調べてビックリ!
合わせて8万円もするじゃありませんか。さすがはプロ仕様、素人はすっこんどれ!
ってことですね。だけどもっと驚いたのは、エデュケーション・パックとの価格差。同じソフトが2万円ほどで買えます。
ソフトの価格って、開発費・販売コスト・サポートコストを予想販売数で割って、利益を上乗せして決めてるんじゃないのかなぁ?
そうやって決めてるとしたら、いくら学生割引でも4分の1なんて値段は付けられないと思いますが、商用と教育用とは価格決定方法が違うんでしょうね。マイクロソフトもAdobeも同じようなことしてるのは知ってますが、こんなに価格差があるなんてたまげました。
■4月14日、お役所のお役所たるゆえんのところ
失業したら、何はさておき健康保険・年金・失業保険の手続きをやっつけましょう。
まず手始めに国民健康保険と国民年金の加入手続きに市役所に行きました。市役所は小高い台地にあって、4階建てのビルに相当する坂か階段を突破しないと行けません。何度も行くのは避けたいので、行き当たりバッタリな私には珍しく事前に電話で必要なモノを確認してから出かけました。それなのに、電話ではぜんぜん言ってなかった書類が不足していることが分かり、スゴスゴと出直すハメになりました。
(電話に出たヤツ出て来ーい! ウソつきはドロボウの始まりなんだぞー!)
気を取り直して、次に失業手当の申請に最寄の職安に自転車で出かけました。ところが、「H市にお住まいですか?
管轄が違うのでここでは申請できません」と門前払いをくらったのです。
私が居住する東京郊外のH市はJRのターミナル駅(数軒のデパート付き)を擁する2つの大きな市に挟まれたチンケな市で、職安、保健所のような公的な窓口がありません。何かの手続きには隣市まで出る必要があります。よく考えずに近い方に行ったのですが、JRに乗らないと行けない方が管轄だというのです。
(なぜ近い方じゃダメなんだろう? 片道160円の電車賃はどうしてくれるのよ?)
またまた気を取り直して管轄の職安に行ったところ、受付時間は午前は9:00〜11:00、午後は13:00〜16:00で、土・日・祝はやってない、とのこと。まるで銀行並みの殿様商売(商売じゃないか)。これじゃ転職の場合には使えないけど、そういうもの...なのかな。
■4月4日、まったり失業の日々
3月31日を以って失業してしまいました。やむにやまれぬ事情があったんですが、統計上は自発的失業者ということになるでしょう。統計なんていい加減なものです。
さて、失業したからと言って専業主婦に収まるワケにも行きません。この社会情勢ですから、近い将来、専業主婦はベンツ並のステータス・シンボルになる、と私は予想しています。既に配偶者特別控除は縮小・廃止が決まったし、亭主の勤務先では家族手当がなくなったし(残業代はもっと前からない)、そのうち厚生年金の第3号被保険者の無負担とか、パート収入が103万円までは無収入扱いとか、って制度もなくなるでしょう。好むと好まざるとにかかわらず。
賃金20分の1の中国や、共働きが一般的な国々と競争するために、男性勤労者に標準世帯4人を賄うだけの給料払ってられないでしょうからね。少なくとも庶民の家計では、稼ぎ手を増やすか、生活水準を落とすしかないでしょうが、多くの家庭は前者を選ぶんじゃないかと思います。
だとしたら、いち早く労働市場に再度参入し、後発組みを出し抜くぞー!
と思ったけど、子供の学校が始まるまではハローワークに行けない。この4日間は家で過ごしましたが、ワイドショー見て、ゴロゴロして...
産休以来のまったりした日々。すっかりダラダラしてしまって、時間はたっぷりあるのに何も(CGIも)できない。やっぱり忙しい位の方がハリあって、物事はかどります。ああ、早く来い来い始業式...
このままでは脳ミソが固まってしまう!
■3月13日、文系人間電脳事始(4) メインフレームの思い出
就職して最初に触ったコンピュータはメインフレームという大型計算機にぶら下がっている端末でした。世間では分散処理だの、サーバー&クライアントだのが流行り始めた頃だと思うのですが、まだまだメインフレーム&端末というスタイルも健在でした。
このスタイルでは大勢の人間が1つの大型計算機にジョブを積むので、混んでるときは自分のジョブがなかなか終わらない、取り掛かってももらえない、いつ終わるか見当もつかない、という大変困った状況に陥ります。
どうしても早く結果を知りたいジョブがあるときは、メインフレーム管理者に泣きを入れます。「本当に急いでるの、お願い、ジョブの順番先にして、ね?(※当時は若くて未婚だった)。」なんて手が使えれば良かったんですが、容姿と性格の問題でそうもいかないので、関係者間でワイワイ言いながら順番を決めたりしてました。
今は当時のメインフレームよりはるかに高性能なワークステーションが複数並ぶスタイルですから、順番決めなんてのどかな光景はなくなりました。ちょっと寂しい気がします。
■3月11日、文系人間電脳事始(3) オープンリールの思い出
一昔前、ニュースでコンピュータの話題が出ると、必ず洋服ダンス大の金属の箱の側面でテープレコーダのようなものが回っている映像が流れました。「あれはコンピュータそのものじゃなくて、ただの記憶装置なんだけどなぁ」と思ったものですが、コンピュータ本体はやっぱりタンス大のただの金属の箱だったので、映像として面白くなかったのでしょう。
あのテープレコーダのようなもので回っていたのは、要するに磁気テープなんですが、職場ではオープンリールと呼んでいました。そのテープに先頭から順番にデータを書き込み、呼び出す時も先頭から順番にお目当てのデータを探して行きます。たまたまデータが見つからなくて、どんどん進めていくとテープを全部巻き取ってしまうことがあります。そうなると大変です。
巻き取ってしまった方の糸巻き(みたいなの)はテープ装置に固定なので、外して元の糸巻きと交換、という訳にはいきません。手でテープを引っぱり出して、元の糸巻きに何周か巻いて、テープ装置で巻き戻ししますが、巻き戻しを始めるとまたテープが外れてしまったりします。
なかなかうまくいかず「全部手で巻いたろか?」と一瞬思うのですが、何十メートルものテープを人の手でたわみなく巻き取るなんて、ちょっと無理です。半ベソかきながらテープ装置との格闘は続くのでした。
でもなんでテープの端を糸巻きに固定してなかったんだろう?今思うと不思議です。
■3月5日、献血車がやってきた
今日は会社に献血車がやってきて、血を400cc抜かれました。これで400g体重が減ったかな?
お昼休みは会社での献血にまつわるエピソードで盛り上がったんですが、その中で面白いのをひとつご紹介します。
とある男性(まだ中年までいってない)社員は400cc献血した後、エレベータで居室にもどる途中貧血を起こしました。エレベータのドアが開いたとき、フラフラとよろめき歩いて対面の壁に頭部とひざを強打し、壁にくぼみを2つ作りました。その後女子社員の間で「いくら忙しくてイライラするからって壁にあたっちゃダメよねー」と話題になりましたが、実は貧血による不可抗力だったと分かって、同情+笑いを誘ったそうです。今度その男性社員の顔を見たら思わず「ぷっ」とかふきだしそうで怖いです。
■3月5日、はるかなるVAIO君
6才の息子がインターネットにハマりました。息子は平仮名と片仮名しか読めないし、キーボード入力もできないのに、一体何をしているかというと、子供向けのShockwaveやJava
Apletの無料ゲームを延々やっているんです。この手のサイトって無数にあるんですね。
亭主は自分のノートPC、息子は私のVAIO君、家事が終わってもPCに触れない私。そんな事が毎晩です。かと言ってVAIO君を取り返したら、退屈した息子がギャーギャー言うのは明白だし。そのくらいならふて寝します。なんだかVAIO君が遠い存在になりました。
■2月23日、Linuxデビュー(3) 1人2役
何台もディスプレーを置く場所がないので、1台のCRTにLinuxをインストールしたFMVとWinXPのVAIOを接続しています。CRTの上にはディスプレー切替器を置いて、接続するPCを選択できるようにしました。ですから、VAIOからLinuxにftpでファイルを送っても、LinuxからVAIOにメールを送っても、結局は同じディスプレー上に表示させることになります。折角LANボードからLANケーブル、さらにハブを通してデータの送受信をしているのに、「送った」って感じじゃありません。
■2月21日、Linuxデビュー(2) ときにはソリティアのように
息子のスケート教室の日にLinuxをインストールして苦節2週間、やっとメールが飛ばせてCGIが動くまでにセットアップできました。もっとも、正式なドメイン名がないので自宅LAN内でのことです。
RedHat 8.0でGUIを使うときの要求スペックはPentiumU 400MHz以上ですが、実際にインストールしたFMVはAMD-K6
200MHzですから、要求スペックの半分くらいの能力です。当然レスポンスは非常に悪いです。RedHatに同梱されていたOfficeツール"OpenOffice"はあまり起動が遅くて「Linuxもフリーズするんだなぁ」と思ったくらいだし、ウィンドウをドラッグすると動かした跡に軌跡が残ります。まるで"ソリティア"のように。
Windowsのおまけゲーム"ソリティア"。あれで全てのトランプを揃えると、トランプが軌跡を残しつつピョンピョンとバウンドしながら落ちていくのを見たことがありますか?
ちょうどあの画像のように、Linuxのウィンドウがたくさん重なった残像を引きずっていくんです。やはり5年おちのFMVには荷が勝ちすぎたか...
でもまあGUIは使い物にならなくても、httpやメールのデバック環境としては快適です。これからたんまり遊べると思います。
■2月9日、スケート教室の日はLinuxデビューだ
今日は子供がスケート教室に行きました。日中は邪魔されずに好きなことができます。そこで、98年春モデルのFMVにデュアルブートでLinuxをインストールしました。このFMVはプリインストールでWin95が入っていたんですが、WinXPとLAN接続できなかったので最近Win98にアップグレードしたものです。でもWin98にしたら子供が気に入っていた幼児用ソフトが動かなくなったので、Win95に戻しました。
Win95でのLAN接続は失敗してますし、セキュリティーも不安なのでインターネット接続もできないし、新しいVAIO君が来た今では古いFMVは子供のためだけに残してあるようなものです。でも、まだまだ動くのにそれじゃ勿体ない。そこで思いついたのがLinuxホームサーバー化計画です。
「Redhat パーソナル 8.0」のパッケージを買い込み、じっくり作業できるチャンスを待ちに待って、ついに今日のこの日が来ました。いよいよLinuxデビューです。LinuxにすればApacheやsendmailが使えるはずだし、Perlモジュールがたくさん使えるし、それにもうこれ以上マイクロソフトにお金を払わなくていいというのが、ちょっと嬉しいです。
■2月2日、文系人間電脳事始(2) マッキントッシュの思い出
今を去ること10ウン年前、IBMのPC-ATとか、NECのPC-9800シリーズがしかない職場に1台だけマッキントッシュがありました。当時はまだMACという呼び方よりはマッキントッシュの方が一般的だったと思います。
そのマッキントッシュは、10インチ位のモノクロ・ディスプレーで、本体と一体型で、OSは英語だけでしたが、まだWindowsがなくMS-DOSで直に操作していた他のPCの無骨さに比べて、おしゃれで先進的に見えました。ドラッグ・アンド・ドロップとか、ダブル・クリックなんて言葉はこのマッキントッシュで覚えたものです。
ところがこのマッキントッシュ君、PCは不安定が当たり前の当時でも群を抜いていて、寄ると触るとフリーズしてしまいます。そのくせ電源ボタンもOS制御で、ハードウエア・リセットもありませんでしたから、フリーズしたらお手上げ。「どうしろっつーの!」とうめいて頭を抱えるしかありませんでした。
何しろこのマッキントッシュの側には、その姿を真似たぬいぐるみが置いてあって、「頭にきたら本体でなくぬいぐるみを殴ること」になっていたのです。このぬいぐるみが付属品か別売かは知りませんが、こんなものがあるくらいだからマッキントッシュに腹を立てていた人は多かったんでしょう。当時のマッキントッシュははっきり言って実用品じゃなかった。
ところで、フリーズしてお手上げになったマッキントッシュ君ですが、放っておくといつの間にか職場のMAC小僧が修復してくれてました。素人が何度おかしくしても、根気強くOS再インストールしてくれるんです。MACってファンが熱心なところが阪神タイガースみたいだなと思います。そう言えば私が就職した年は阪神が優勝してたなぁ。
■2月1日、文系人間電脳事始(1) フロッピーディスクの思い出
今を去ること10ウン年前、5インチフロッピーの真ん中の穴に指を突っ込んでくるくる回し、同僚を唖然とさせたのは何を隠そうこの私です。
5インチフロッピーなんて若い人は見たことないかも知れませんね。今売ってる3.5インチフロッピーに比べ2回りは大きいくせに、ペラッペラで壊れやすい代物だったので、分かってる人は粗雑に扱うことはなかったのです。でも当時の私は分かってなかった。得意科目は古典と歴史というバリバリの文系人間でしたから、フロッピーなんて目にしたのは就職後でした。
そんな私が今ではエンジニアのはしくれで、電気屋がレジャースポットで、インターネットに中毒してるなんて、世の中分からないものです。
ちなみに昔8インチってフロッピーもあったの知ってますか? むやみにでかくて、まるでシタジキみたいでした。今でも忘れたころに倉庫から出現し、若い同僚をビビらせてくれます。
■1月30日、一度やったらやめられぬモノ
「常時接続」「食器洗い機」「無洗米」 最近私が味をしめたものです。どれも従来の方法と比べてめちゃくちゃ楽チンです。だからもうやめられません。
ところで「常時接続」はともかく、後の2つは主婦の手抜きとして眉をひそめられそなものです。世の中には主婦が楽をしようとすると、「また手抜きして」とケチを付ける方もまだいますからね。
でも「食器洗い機」と「無洗米」の2つは大丈夫。「食器洗い機の方が水道代もガス代も節約になる」と「研ぎ汁を下水に流さない方が環境にイイ」と、立派なイイワケが用意されているからです。
世の中異様に浮かれてたバブル時代と違い、どよーんと不景気なご時世ですから、派手な消費は後ろめたい。でも楽チンになるモノは欲しい。その時重要なのはイイワケです。
「節約はしてるのよー、でもこれは結局長い目で見ればトクなのよ。」
と言える商品でないと買えません。不景気にモノを売るキーワードはズバリ「イイワケ」だと思います。
ちなみに次に欲しい楽チン商品は、「雨センサー付き洗濯物取り込み機」と「自動洗濯物たたみ機」です。整理ダンスと連動して自動的にしまってくれればなお結構。価格は10万円未満。メーカーさんぜひ開発してください。イイワケは「腰痛防止」かな?
■1月16日、さらばPTA
長女が通う学校はとにかくPTA活動が盛んです。執行部役員の他に、いくつのも部会やレク係りがあり、毎年1つや2つは係を分担しなければならないことになっています。 各部会や係は、それぞれ勝手なスケジュールで活動ていますが、時間帯だけは平日の午前10時からと決まっています。
この時間、専業主婦には、家族を送り出し、洗濯物を干して、ちょっと部屋を片付けて、ひと段落しちょうど良い時間なのでしょうが、会社勤めの身としてはとっても間が悪いのです。9時キッカリから始めてくれれば、11時のフレックス出社に間に合うのに、10時スタートでは有給を使うしかありません。かといってサボってばかりだと、女ばかりの世界ですから、何を言われるか分かったものではありません。
2回に1回はサボりつつ、春・夏・秋と、何とかしのいだものの、年末にとうとう有給が尽きました。もう欠勤するしかない...。
トホホ、何でPTAで欠勤しなきゃいけないの?
今朝は悲壮な気分でPTAの打ち合わせに行く覚悟をしていたのですが、「あれ? そういえば他にも何かあったような気がする...」 と、年末に学校から来たプリントをかき分けてみると、昨日1月15日にも別の会合の召集がかかっていました。しまった、すっぽかした!
ふと見ると、点滅していた留守番電話のボタンを亭主が押している。(たぶん昨夜から点滅していたけど、気づいてなかった。)
留守番電話: 「えーっと、今度の広報部会は1月22日の10時からですー 」
....プッツン。(※私がキレた音)
もういいです。今日の打ち合わせも、来週の会合ももう行きません。
人の評判を気にして、人並みにやろうとするから苦しいんです。私もまだまだ青かった。
学年に何人かは落ちこぼれ的母親がいます。人付き合いがうまくできず、「あの人は言ったってしょうがないよ」とサジを投げられた人達で、PTA活動を実質的に免除されています。私も今日からそっちに仲間入りしようーっと。ああ気が楽になった。
■1月13日、縁起が悪いメーカー
何となく関わるとロクなことがないモノとかヒトとかありませんか?
私にとってそういう縁起の悪いモノはサンヨー製電気製品です。
今を去る事20ウン年前、なけなしの小遣いで「オシャレなテレコ〜」とか宣伝していたサンヨー製ラジカセを買いましたが、あっと言うまに壊れてしまいました。
メーカー勤務の今にして思えば、あれは普通に品質管理していても何ppmかの割合で紛れ込む初期不良で、ちゃんと言えば交換してもらえる類の故障でした。でも、
当時はそんなことは知らなかったので、非常に恨みに思い二度とサンヨー製品を買わないことを誓ったのでした。
それから20年後エアコンを探しに行ったら、予算と希望する機能が揃った製品がたまたまサンヨー製でした。「サンヨーはちょっとねー」と言う私に、 「もう20年も前の話だろー?」と亭主が言うので、それを購入しました。しかし果たせるかな、そのエアコンの水漏れのために6万円もする介護用リフトの電源アダプターを買いなおすハメになりました。
サンヨーさんの名誉のために補足すると、この水漏れについてエアコン自体に問題はなく、単に設置がまずかったのですが、私個人にとってサンヨー製品が不吉であることを決定的にしました。
ホント、サンヨーさんは悪くないんですよ。リーズナブルで一工夫がある製品を作ってらっしゃることは認めます。
でも私とは相性が悪いんです。だから悪いけど、また20年はサンヨー製品を買わないでしょう。ご縁がないと思ってカンベンしてください。
■1月12日、電子系亭主
亭主は電子系エンジニアです。ちなみに電子系と電気系は違います。亭主いわく「ラジオより大きいのを扱うのが電気、それより小さいのが電子」だそうです。
電子系なので、近接分野である電気にも結構詳しく、何かと重宝です。
「炊飯器とかオーブントースターとか電気を喰うヤツは電源タップで中継するな、壁のコンセントから直にとれ。」
「このコンセントは容量をオーバーするから、もうこれ以上電気製品をつなぐな。」
「掃除機にはでかいモーターが入ってるんだから、テレビに近づけるな。」
「雷が来てるぞ、パソコンの電源抜いとけ。」
とか色々注意してくれます。(いくつかは杞憂な気もしますが... )
先日VAIO君が来たとき、VAIO君のテレビを見る機能を使うにはアンテナをつながないといけないので、亭主につないでもらいました。ちょうど良い長さのアンテナ・ケーブルは売ってなかったので、長めのケーブルを途中で切って、ハンダごてでコネクタをくっつけて、壁面を這わせてと、手間をかけてちゃんとつないでくれました。
「やったー、映ったすごいじゃーん!」
「パパ、すごーい!」
と、亭主は家族の賞賛を集めました。
ところが数日後、何気なく8ミリビデオデッキの電源を入れたとたん、VAIO君のテレビ映像が砂嵐になってしまったのです。
我が家のリビングにはテレビと、VHSビデオデッキ、8ミリミデオデッキが前からあって、アンテナ・ジャックに空きがなかったので、亭主は8ミリビデオデッキの裏にあったアンテナ・ジャックからVAIO君をつないでいました。でも、どうやらこのジャックは本体の8ミリビデオデッキが稼動中は信号を送らないようなのです。
電子系亭主、惜敗。
■1月10日、満員御礼
このごろアクセス・カウンタを見ていたら、1日約80もカウントアップしていることに気づきました。日本では総人口よりも有象無象のホームページの方が多いというのに、これは大したことではないでしょうか?
個人ホームページに毎日80人近くの人が訪れているんです。何と累計8000カウントを越したではありませんか!
そんな話を会社の後輩にしたら、「そのうちの何割かは自分のアクセスなんじゃないですか?」と言われ、このサイトのカウンタが管理者のアクセスもカウントしていることを思い出しました。
そう、このサイトをオープンして2年弱。私はほとんど毎日アクセスしているので、8000カウントのうち、700くらいは自分自身のアクセスということになります。だから実質は7000ちょっと。
本当なら7000でも嬉しいはずなのに、一度8000と思ってしまったので、一抹のさみしさを感じてしまうのでした。
■1月6日、HDDビデオ+テレビ+動画編集ソフトよりは安いよ
私はビデオの録画予約ができません。ちなみに、炊飯器と洗濯機のタイマー設定もできません。マニュアルがないとPHSの電話番号登録もできません。
10年前から言ってます。「電気製品にキーボード付けてくれー、10キー付のフル・キーボードを!」
USBが登場して色々な機器がPCにつながるようになりましたが、私の身近なものにまではその効能が及んでいません。
録画予約ができないので、どうしても見たい番組があると亭主に録画を依頼します。しかし、亭主には興味がない番組だと、よくトチります。この前の「犬夜叉」の2時間スペシャルは30分しか録ってないし、その前の「挑戦者たち」は全然違う民放のが入ってた。しかも、「かば専用、無断使用を禁ず」と書いておいたビデオ・テープに無断で上書きしてしまう。(もちろん亭主好みの番組を!)
こうなりゃリアルタイムで見るしかないー、と思ってもゲーム好きの息子とのテレビ画面争いに連戦連敗。私は、現代日本にあって、地上波テレビ放送すら見られないのだろうか?
そんな鬱憤がたまっていたとき、出会ってしまったんです。時はボーナス直後の12月半ば、場所はBic P Kan(BICカメラのパソコンショップ)の最新冬モデルが並ぶ売り場の一角、夏モデル格安処分の赤札に。
今、古いFMVの横にVAIO君(本体のみ)が並んでいます。おりこうなVAIO君はテレビも見せてくれるし、ネットの番組表からクリック操作だけで(この私にも)録画予約させてくれる、超優れものなのです。おまけに動画編集までできちゃうし、できすぎの孝行息子みたいです。衝動買いにはちょっと、いえ、ものすごく高かったけど、HDDビデオとテレビと動画編集ソフトを買うよりは安い、ということにして、まずはメデタシ
メデタシ。
と思ったら、亭主が断りもなくVAIO君でテレビ番組を録画してる。
しかも(私の好みから言えば)メチャメチャくだらない番組だ!
念のために言いますが、VAIO君の代金は私のボーナスで払ったんですよ、ホントに。
■1月4日、東照宮のゾウ
目下、iモード対応CGIを作っています。とは言うものの、私はiモードはおろか携帯を持った事もないので、分からないことだらけです。
・マウス・カーソルがないiモードで、どうやって入力欄を移動するのか?
・どうやってsubmitするのか?
・accesskeyに2桁の数字は使えるのか?
・クッキーは?
・漢字コードは?
...
など等、些細なことがいちいち分かりません。ネットで関連情報を検索してみても、どこもiモードを持っている人を前提にしているのか、的を得た情報がまとまって載ってるところがありませんでした。
仕方ないので、断片的な情報をつなぎ合わせながら、iモード・エミュレータ(PCでiモードの表示環境を再現するソフト)でデバッグし、何とかiモード向けCGIが形になってきました。
でも、こんなんで本当にiモードで動くのか、あるいは他のiモード向けCGIと比べて突飛でないインターフェースなのか、とても不安です。
もしかしたら、実際に見たことがないのに噂だけを頼りに描いたという東照宮のゾウのように、なんとも珍妙なものかも知れません。
でも東照宮のゾウは、タレ目が不気味ながらもゾウ以外には見えないという点で、私のなんちゃってiモード対応より数段マシかも知れません。ゾウ以下か、同レベルか、とりあえず乞うご期待。